稲毛健が一歩リード

稲毛健太
競輪祭直後でトップ選手は不在もその分若手の注目株が集結。その中で軸となるのは稲毛健太だ。落車禍に苦しんだ時期もあったが、6月以降は状態上向き。オールスターで2勝含む3連対をマークすると、寬仁親王牌では連勝で準決に勝ち上がり。深谷知、早坂秀、原田研との激戦を制した二予Aは価値ある勝利だった。仕掛けのタイミングが合えば自慢のスピードで別線を圧倒する。
対するは関東勢。金子幸央は前走の落車の影響が懸念された親王牌で後半2日間を確定板入り。初のG1でも魅せた。関東には池田勇人や新鋭・山岸佳太もいて勝ち上がり次第で並びは流動的も上位独占が可能な陣容だ。
気風のいい先行をみせる清水裕友が急成長。「最近は力を出せるようになってきた」の言葉通り、11月地元防府記念では準決に進出した。三宅伸の援護でS級初Vも。
また、11月豊橋の落車は気になるが伊藤裕貴に濱口高彰の中部勢や大坪功一、望月永悟も警戒は必要だ。