金子貴が強敵を一蹴

金子貴志
金子貴志に期待する。競輪祭準決は新田祐に逃げ切られたが、番手の佐藤慎を飛ばす好援護で、深谷知に新田を追わせて2着。今年もS班奪還は叶わずも、3度目のG1優出と底力を見せた。ここは松岡篤哉を目標にⅤ獲り。愛知の雄に任されたとあらば、松岡も奮起しよう。今年は7月福井記念を決勝3着などヒットを重ね、26勝、2着11回、3着7回で、3連対率は5割超えのハイアベレージ。競輪祭一予も打鐘前先行で、渡邉一らを蹴散らして2着と松岡自身も充実一途。迷わず攻めて中部ワンツーだ。
海老根恵太が南関ラインの中心を担う。連覇のかかった10月地元千葉記念は準決で敗退も、続く11月松戸をⅤ。競輪祭でも準決進出とすぐに勢いを取り戻した。当所は昨年7月にⅤなど相性も良いバンクだ。競輪祭で一予突破の松坂洋平と好連係から逆転を狙う。また、長欠中の山中秀将も出走なら、有力なⅤ候補に数えられる。
関東勢は地元の鈴木竜士、浦川尊明に、岡田征陽、群馬コンビらで敵を迎え撃つ。先導役の鈴木は8月立川を無傷で制し、S級2Ⅴ目をゲット。レース運びも上達して、今回の強力メンバーに入っても見劣りしない。また、10月京王閣記念を制した岡田もその後の落車の影響がなければ黙ってはいない。
稲川翔の一発にも警戒したい。11月立川では復帰2場所目でいきなりⅤ。決勝は目標不在の中で自在戦を決意し、池田勇の番手に飛び付きアタマ。俊敏な立ち回りを見せた。藤木裕とのタッグで逆転を目論む。