北勢が中心も激戦

中村敏之輔
実力拮抗したシリーズだが、中心は北日本勢か。ラインの先頭となりそうな井上公利が充実一途。11月川崎、12月前橋と連勝で決勝に勝ち上がっている。その井上と連係なら中村敏之輔がVに最短。落車に失格で今期はA級落ちとなってしまったが、昨年後半からは調子を戻し10月当所などF1戦での優出もあった。ここに佐々木省司も加われば強力な北日本ラインが完成する。
本来ならシリーズをリードするはずの南関勢だが、伊藤彰規が乱調。9月に連続Vを飾ったころの強さが影を潜めている。ただ同県の旭啓介に実績最上位の和泉田喜一や山内大作と南関勢は追い込み陣の層が厚い。伊藤の状態さえ戻れば全く不安はない。
関東勢はやはりS降りの北村貴幸が軸になる。S級では苦戦したが、ここなら勝ち負けを争える差し脚がある。12月大宮を途中欠場した川上真吾だが状態に不安はなさそうで、他地区の強豪に一矢報いるか。