主役は渡せぬ金子貴

金子貴志
好メンバーによるハイレベルな決勝となりそうだが、ホームで金子貴志は主役を譲れない。昨年も競輪祭をはじめビッグで4回の決勝進出と実力を誇示。ただ、今回は自力勝負の可能性も高い。今は目標がいての番手戦が大半なだけに、持ち前の快速を発揮して4月岸和田、12月取手に続きF1戦3連続Vといくか。腕の見せ所だ。本来は金子をけん引してのワンツーが期待されるのが柴崎淳。しかし、年末年始に続けて落車はあまりに痛い。
松岡貴久からも狙える。卓越したレースへの対応能力と、強烈なタテ攻撃を武器に、12月伊東では念願の記念初Vを達成した。グランプリシリーズのF1決勝で連係して共倒れに終わった山田庸平が優参なら、今度こそと山田は奮起しそう。そうなれば松岡には一層流れが向く。また、四国勢の加勢が見込める点もプラス材料だ。
ラインの結束を意識した組み立てが目に付く南関勢も捨てておけない。松坂洋平が好発進し新田康仁の台頭も。