海老根恵がV発進だ

海老根恵太
新年開幕戦らしくS級の強豪が集まった。どのラインも差がなく激戦必至だが、ここは南関勢を中心視。海老根恵太はビッグでの優参こそなかったが12月千葉までに優勝3度。番手戦が多くなる中、12月取手の準決では鈴木竜らに逃げ切りとタテ脚にも磨きをかけている。今節は渡邉雄太の番手戦から勝機をモノにする。その渡邉は7月福井でS級初優勝を果たすと、寬仁親王牌では2勝をマーク。16年は南関の先兵として飛躍の年になった。
S級トップ級のスピード誇る早坂秀悟が逆転へ闘志。機動力勝負でまだまだ渡邉に負けられない。脇本雄を潰して決勝3着の10月久留米での熊本記念の脚を披露する。
中井俊亮、南修二の近畿コンビも差はない。中井も昨年一年で大躍進を果たした一人。早坂、渡邉とのスピードバトルは今シリーズの見どころの一つ。堅実な南と上位独占を狙っていく。金子哲大―神山拓弥の関東勢もV候補の一角。地元中部勢は結束して強敵を迎え撃つ。