格上の成田和が決める
脚力抜けた機動型は不在で、展開は流動的だが、菅田壱道―成田和也の北勢が一歩リードか。本命は成田和也。昨年も怪我や欠場が多く波に乗れずに終わったが、走ったレースでは成田らしい輝きを見せた。4番手からのイン突きで外国人最強のパーキンスを破って優勝した10月小田原などはその真骨頂。今年はいきなり失格の不運はあったが、動きはまずまずで、自在に攻める菅田を追って最後は鋭脚を伸ばす。その菅田は1月松山記念で二予敗退。連日、中団で伸びずと一息だったが、最終日にまくり快勝し修正に成功。
対するは、坂本亮馬―小岩大介の九州勢。坂本は昨年6月の記念で決勝2着とホーム戦は緩めない。正月の静岡でVと新年も好スタート。その後は競走が空いて脚の貯金は十分だろうし、自力戦で結果を出せるかは注目だ。
池田勇人からも目が離せない。最近は番手回りでの白星も増えたが、何より持ち前の機動力が戻って走りに迫力が出てきた。南関勢が加勢なら、先行押し切りも期待出来そう。
点数最上位の香川雄介や西岡拓朗の動向も注目されるし、岡崎智哉も一発怖い。