総合力上位の松川高
今シリーズの上位クラスには仕掛け早い自力型が見当たらない。柔軟性を兼ね備えた自力型ばかりなので展開が読みにくく、狙いは絞りづらいが、連軸として最適なのは松川高大だろう。昨年は10月の落車でリズムを乱したものの、連対率は約3割とまとめている。そろそろ完調に戻る頃で、好位確保してのまくりでV有力とみて中心視した。続く西川親幸で差し切りも十分。1月大宮記念の準決は、後方から鋭く伸びて3着に突っ込んでいて、51歳という年齢を感じさせない差し脚を披露している。
畑段嵐士、伊藤保文の京都コンビも互角の戦い。畑段はヤングGPで失格を喫すると、今年初戦の1月宇都宮は欠着と怪我の影響も引きずり流れは良くないが、持ち味のゲリラ戦が奏功すれば好勝負に持ち込める。
スジの先行目標が不在の渡部哲男、池田憲昭の四国勢はどう出るのか。渡部は12月広島、1月和歌山と記念で連続優出するなど差し脚好調。好位得ると連対も。