関東勢が総力を結集

大薗宏
優勝争いは大混戦となるが、そのなかでそろった関東勢が本線となりそうだ。109回生の新人・小林令、荒井春樹の機動型を、大薗宏、ガッツマーカーの山崎充央が援護する。小林はデビュー3場所で特班し、1・2班戦ではまだVはないものの、着実に実力を伸ばしている。番手の選手を度々Vへ導いている力強い先行を武器に、今節もラインを牽引する。もう一人の機動型の荒井も絶好調。目標に事欠かない大薗は地元Vのチャンスだ。
北勢は會澤龍を先導役に、榊枝輝文、佐々木省司がV圏内。會澤はやや成績にムラがあるものの、11月立川、川崎を連続完全優勝するなど爆発力があり、勢いに乗ると点数以上の力を発揮する。2月高知ではまくりに回り今年初V。展開がはまればラインで確定板独占も可能だ。
南関勢は実績上位の石橋慎太郎と藤田和彦、本多哲也の前期S級勢、成清謙二郎が中心。本多、石橋ともに降級してから苦戦しているが、底力があるので要注意だ。