坂木田雄に好機到来
9年ぶりのA級戦だった昨年は優勝がなかった坂木田雄介だが、ここ5場所は準決で3勝していて、さすがのテクニックを披露している。43歳目前のベテランながら自力攻撃に徹しているので、同県大関祐也との連係は流動的ではあるが、大関の動きに乗っても、自力でも今節はVに最も近い存在とみて中心視した。大関はここのところ大幅に連がらみが増えていて上昇ムード。優勝争いを賑わす状態にある。それに対し荒木伸哉は一息不足の場所が続いているが、スジの先行目標に困らない今シリーズはチャンス。浮上のきっかけをつかみたい。
スピードなら保科千春が一番だろう。今年はまだ優勝こそないものの、準決はほとんどの場所で勝っているように実力は折り紙付き。2月西武園決勝での落車の後遺症が無いようなら好発進を決めてのV獲りも。
関東では柿沼信也、岡田泰地が注目株だ。両者とも今年はすでに優勝経験があるのは強調材料。