格上の小野俊が中心
格上の小野俊之がV争いの中心だ。今期は97年以来となるA級戦。5場所で優勝3回、準V2回と貫禄の走りを披露している。追い込みだけに展開に左右されるが、このステージではやはり力が違う印象だ。今シリーズは佐藤健太とのタッグから期待に応えよう。その佐藤健もS降りの実力者。1月玉野で優勝、2月久留米で意地の準Vと気配上々だ。好機にスパートして小野と決めたい。
中部勢も戦力は充実している。谷田泰平は降級2戦目の1月四日市で落車。それからリズムを崩していたが、本来のスピードを取り戻しつつある。大庭正紀も昨年末に落車したが、2月松山をVなど影響なさそう。差し脚は冴えている。堅実な佐藤亙がラインを固める。
成長を続ける岸川哲也もV候補の一角を占める。レースの組み立てが荒く、大敗も目立つものの、2月高知で今年初V。仕掛けがはまったときの破壊力は抜群だ。追い込みが板についた中野智公が岸川をガードする。