安定感を買い中本匠

中本匠栄
落車負傷の影響で2年半ぶりのA級となった中本匠栄。今期は3場所に出走した時点で、まだ優勝はゲットできていないものの、初日特選はオール1着とさすがの走りを披露している。好位置をキープしての差し、まくりが勝ちパターンだが、九州スジの大西貴晃に前を任せる手もありそうだ。いずれにせよ優勝候補の筆頭とみて中心視した。同じく降級の大西は自力主体の競走ながら位置にはこだわるタイプ。うまくレースの流れに乗って自力を出せれば首位争いも可能だろう。
層の厚さなら近畿勢が一番だ。機動型は藤井栄二、新鋭・谷口友真、追い込み型には地元の内山貴裕、高間悠平とそろっている。一枚岩になれるかは流動的だが、近畿勢の中から優勝者が出ても不思議ではない。
中部勢は竹澤浩司の自力攻撃に期待がかかる。今年は決勝で大きな数字が目に付くが、清水裕をまくるなど準決は4連勝中。タイミング良く仕掛けると単も望める。