絶好の目標得た南修
スピード最上位の稲毛健太が主導権を握る可能性が高く、続く南修二には願ってもない展開が巡ってきそう。南は昨年10月の親王牌で決勝に乗った格上の存在だし、2月向日町では3連勝、決勝は杉森輝をまくりで射止めたようにF1戦なら決め脚も上位だ。稲毛が先制なら勝機は逃がさない。稲毛は成績が安定しないが、3月大垣記念の初日特選では新山響ら相手に赤板先行で3着に粘ってみせた。松川高大、安部貴之らまくり主体の機動型相手なら比較的楽に主導権を握れるはず。山口富生、渡邊健の中部勢も加勢なら、更に近畿勢の優位は拡大する。
3月久留米を着と好調な松川を香川雄介、友定祐己が援護する西日本勢も軽視できない。稲毛は組み立ての甘さを露呈する場面も散見するだけに、レース運びなら1日の長がある松川がレースを支配しても不思議ではない。香川は3月広島では初日に落車、2日目は失格と流れが良くないが、地元のここで流れを変えるか。