守澤太が混戦に断
傑出者不在で混戦模様のシリーズだ。点数上位の守澤太志が中心か。昨年は6月の当所で記念初制覇。9月富山の共同通信社杯ではビッグ初優出を果たすなど、大きな飛躍を遂げた1年となった。今年は1月があっせん停止で、2月の奈良記念からのスタート。最終日の特別優秀戦で落車失格してしまったが、直後の取手全日本選抜では敗者戦で2勝を挙げている。今シリーズは変幻自在の攻めでV争いをリードしよう。紺野哲也は年頭の立川記念を1着で準決勝に進出。目標をつかむとしぶとい。守澤にきっちり食い下がって、北日本ワンツー決着を狙う。
九州勢からは松川高大に地元の野田源一が参戦。松川は鋭いまくりを主武器に各地で奮闘。復調気配の野田は予選で敗退した昨年9月の借りを返すべくモチベーション高く臨む。
桐山敬太郎、武井大介の南関コンビも侮れない。桐山は落車の影響で精彩を欠いているが、実力はS級トップクラスだ。状態さえ戻れば、あっさり勝ってもおかしくない。2月四日市記念で落車した武井も桐山とのタッグで悪い流れを変えたい。