太田竜が初Vを狙う

太田竜馬
期待の新鋭・太田竜馬がS級初優勝を狙う。昨年7月のデビューからわずか5カ月でS級の舞台に立ち、1月松山記念では連日先行して着で決勝にコマを進めた。その後もコンスタントに白星を挙げていて、5月函館記念の一次予選は後方7番手に置かれるも、1センターから鋭くまくって1着。3日目の特選は逃げて1着と2勝を挙げた。そして、最終日の特秀では107期のホープ新山響を相手に先行勝負で2着に粘り、桑原大とワンツー決着と改めて能力の高さをアピール。今シリーズは傑出して点数の高い選手は不在なのでチャンスだ。
対するは五十嵐力。近況は番手戦が多いが5月広島1着の予選はまくりで白星を挙げている。差し脚だけでなく、自力も兼備。ここは総力戦でVを狙う。後ろを固めるのは萩原孝之。近況も随所に連にからむ鋭脚を発揮している。1月名古屋では単騎戦となったが1センターから自らまくり準Vとこちらもタテ脚を披露。今回は好アシストを決めて南関ワンツーを決めよう。
山本伸一も侮れない。4月高知記念の二次予選では逃げて3着に粘り、準決では原田研をまくって白星を挙げ優出を決めた。ダービーでの落車の影響は気になるが、機動力あるだけに、復調なら有力なV候補だ。
北勢では、4月久留米で今年初Vを挙げた伊藤大志がホームバンクで意地を見せる。後輩の新山将史が優参なら好勝負必至。
天田裕輝は近況差しの決まり手が多いが、基本は自力。自在戦でV争いに食い込む。