地元で譲れぬ後閑信

後閑信一
地元の重鎮、後閑信一を軸に結束の関東勢が意地を見せる。ダービーでの後閑は一次予選で落車して途中欠場。しかし、続く5月大宮では吉澤純を利し、今期2V目を挙げてみせた。決勝は三谷竜のまくりを好ブロックで仕留めての抜け出し。体調面に大きな不安はなさそうで、気力も充実。機動型の古屋琢晶、山下渡、松永将の茨城勢とラインの厚みも生かして別線の抵抗を許さない。
番手戦も意欲的にこなすようになり、今年に入って成績が良化の田中晴基。2月小田原で自身初のG3優勝を果たし、ここまでV3回、準V2回は立派だ。ダービーでは2度の落車に見舞われたが、5日目には先行し、元気な姿を見せた。しっかりケアをして当所までに上積みできれば、4月西武園記念に続き、5月宇都宮記念でも2勝を挙げた桐山敬太郎とのタッグはV候補の一角だ。
直近の5月奈良で優勝の畑段嵐士もタテヨコの動きが冴えて好調。伊藤信との京都コンビも軽視できない。