外国勢が若手に威厳

シェーンパーキンス
8回目の来日となるシェーン・パーキンス。日本の競輪では圧倒的な強さを披露していて、すでにVは30回を数える。昨年は初めて4日制G3に参戦したが、武田豊、渡邉一、原田研らの強豪相手に完全Vを達成し、改めて底力を示した。しかも昨年の成績は21勝、2着4回で、日本選手に先着を許したのは成田和しかいない。今年初戦の平も10秒台の上がりで勝つなど凄みは増す一方。中心視は順当だろう。トマシュ・バベクは今年が初来日。日本の競輪では未知数ながら、今シーズンのワールドカップではケイリンで2回優勝しているトップレーサーだ。パーキンスを上回る走りを披露しても不思議ではない。
対する日本勢には太田竜馬、取鳥雄吾、堀内俊介、川口聖二、鈴木竜士ら機動力を猛アピールしている次代のスター候補がそろった。個の力で外国勢を倒すのは至難の業だが、最強外国人にどこまで通用するかは興味津々だし、好連係を決められれば優勝者がでる可能性も。