地元コンビが決める

高橋和也
実力互角のメンバーで、優勝候補は5指に余る大混戦のシリーズだ。どこからでも狙えるのなら地元勢を重視するのが自然だろう。本命の高橋和也は2月奈良で優勝した後は決勝に乗れていなかったが、ダービーでの特別初参戦が刺激となり、5月大宮の準決では櫻井正の逃げを上がり13秒8の快速まくりで仕留めて圧勝した。走り慣れた当所なら好発進を決めてV奪取する。練習仲間の伊藤正樹が高橋に続く。伊藤も44歳のベテランながらまくり兼備の差し脚好調で、5月伊東では激しい叩き合いをまくりVをゲットしている。高橋を差しての単は十分。
スピード光る伊藤成紀も有力な優勝候補。5月川崎はやや軽いメンバーとは言え、3連勝した脚勢は素晴らしかった。好位から仕掛けられれば圧勝の場面も。
2月高知で完全Vの山形一気は、その後もF1戦は堅実に優参。混戦になると怖い。鈴木裕、佐藤龍二、東龍之介とそろった南関勢の動向にも注意したい。