攻め口多彩な田中晴
ダービーでは2回落車、続く5月久留米は初日特選で失格を喫するなど、ここのところあまり流れが良くない田中晴基。しかしながら、ダービーの最終日は先行していたし、久留米も番手の仕事に徹した結果で、調子そのものに問題はないとみて良さそう。従って実績を素直に評価し本命に推した。今年は2月小田原G3など早くも3V、準Vも2回ある。自力基本の競走ながらヨコの動きも意欲的で後方に置かれる可能性は低い。連の軸として最も信頼が置ける存在だ。
野原雅也、石塚輪太郎と積極的な自力型がそろう近畿勢を重視する手もある。野原はここに来て調子を上げていて、5月は玉野着、松戸着、全プロ記念は最終日選抜で逃げて2着。石塚はまだS級では優勝経験こそないものの、先行にこだわる競走で奮戦中。両者は連係するのか別線勝負するのか流動的だが、いずれにせよ目が離せない。
タテ攻撃の破壊力なら坂本周輝も引けを取らない。昨年の1月宇都宮でS級初Vを達成した後はVはないが、F1戦では優参多い。しっかりしたラインが形成されると怖い。