外国勢の独壇場か
今節はマティエス・ブフリ、サム・ウェブスターの外国人選手が参戦する。迎え撃つ日本勢の上位陣には自力型が手薄なので、外国勢がスピードの違いを見せつけてVを奪取する公算が大きい。本命にはブフリを推した。ブフリは初来日の時から競輪に高い対応能力を示していて、一昨年と昨年で計9Vを達成。3回目の来日となる今年は、初戦の6月川崎でいきなり優勝を飾り、優勝回数を大台の10回に乗せた。ここは世界レベルのスピードを遺憾なく発揮して主役を演じる。ウェブスターは今年が初来日。デビュー戦の川崎決勝はブフリの前でまくり不発に終わったものの、2戦目の同月松阪では初優勝を達成している。松阪の決勝は逆にブフリの豪快まくりを差し切っており、ブフリの番手をすんなり回る展開なら松阪の再現も十分だろう。
今年はまだ優勝はない守澤太志ながらダービー、5月函館記念と続けて優参するなど最近の戦歴は申し分ない。宮杯での2回の落車は軽傷で済んだ模様で、体調に問題はないだろう。自在戦が冴え渡る小原太樹とともに考えた立ち回りで外国勢撃破に期待がかかる。