戦力そろった関東勢
実力拮抗で激戦が予想される今開催。だが、中心は関東勢で、軸になるのは地元の武藤篤弘だ。前期S級でもしぶとく着をまとめていたし、今開催は鈴木謙二、高橋築と目標に出来る機動型がそろった。鈴木は1月久留米を優勝。そこから5月宇都宮まで14場所連続で優出と驚異的な安定感だ。高橋は3月に特班を決め、5月宇都宮、6月京王閣をともにピンピンで決勝進出。強烈ダッシュ、スピードで1・2班戦でも実力を発揮し始めた。また、松田優一も前期はV3回。自力でも番手でも優勝と、持ち味を随所で見せていて、ここも目が離せない。
北勢は降級初戦の佐々木吉徳を筆頭に対抗する。S級でも連対を重ねた佐々木の先行基本の積極的な仕掛けは脅威だ。番手を固める開坂秀明も好調で、直近4カ月の3連対率は6割を超えている。結束して逆転を目指す。
前S級でタテ脚秘める森川剛や、5月千葉で今年2V目を挙げた落合達彦ら南関勢も侮れない。