外国勢VS中部勢
この富山開催にも、デニス・ドミトリエフ、トマシュ・バベクが登場する。ドミトリエフは4回目の来日で競輪を完全に手の内に入れた。5月平1着を皮切りに、6月大垣G3を1着、松戸は2着と実力を遺憾なく発揮している。対照的にバベクは今年が初来日で、6月平塚は931着でまさかの予選敗退。だが、大外を豪快にまくって後続を引き離した最終日のスピードは他の外国勢と同様にレベルが違っていた。ここまでにレースにも慣れて白星を重ねているようなら本命視も。
迎え撃つ日本勢にG1優参級の自力選手は見当たらないが、地元地区の中部勢には松岡篤哉、川口聖二、伊藤裕貴らG戦線で活躍している先行型がずらりとそろっている。彼らを盛り立てるのは近藤龍徳だ。好連係を決めて外国勢撃破をもくろむ。
今期から早くも1班に昇格した取鳥雄吾にも魅力を感じる。5月広島でS級初V。非凡な機動力の持ち主だ。