小倉竜が貫禄のV獲り
注目は近況充実の小倉竜二だ。8月和歌山で完全優勝すると、続く向日町記念では連日太田竜を好リードし、決勝は差し切って約12年ぶりの記念制覇。シリーズを通して番手技術の高さと、決め脚の鋭さが際立った。今回は島川将貴に堤洋と前後充実。島川はF1戦で優出も多いし、6月大垣G3では2勝をマークと健闘中。小倉を背にすれば奮起は必至だ。援護堅実な堤が後位を固め、四国を束ねる大黒柱が貫禄のV獲りだ。
対するは鈴木庸之。8月豊橋記念3日目は先行して中井太にまくられるも、冷静に番手に入り直して逆転の白星。力強い競走でG戦でも連対を重ねている。ホームの利もあり、好機にスパートしての一発は十分。
中部勢は志智俊夫を中心に結束か。志智は伊東サマーナイトを着と差し脚シャープ。山口富生と、復調途上の柴崎淳を好アシストして上位進出を目論む。
小川勇介は7月平塚を単騎でまくって優勝と、援軍手薄でも侮れない。