超速パーキンスが◎
今節はパーキンス、ドミトリエフ、バベクの3名の外国選手が参戦する。それに対し、日本勢にはビッグレースで優勝争いを賑わすような自力型が見当たらないので、外国勢がワールドクラスのスピードでシリーズを席巻する公算が大きい。中でもパーキンスは通算34Vを飾っていて、圧倒的な強さを見せつけている。最近は取りこぼしが散見するものの、評価は下げられない。外国ラインの主軸を務めて優勝をゲットする。ドミトリエフは今年の優勝はエボリューション含め2回だが、競輪競走への対応力はレベルアップしていて、連対率は8割を上回る。展開次第では首位に躍り出てもおかしくない。今年が初来日のバベクは、滑り出しは予般戦で連を外すなど大苦戦を強いられたが、7月小倉では3連勝で初Vを達成するなど、ようやく本領を発揮し始めた。更に競輪競走に慣れてくるようなら、競技のケイリンでは第一人者の貫禄を示す場面も。
日本勢は松岡篤哉の先行力に期待がかかる。仕掛けを逸すると脆さを露呈するところは相変わらずだが、マイペースで駆けられたときは強じんな粘りを発揮する。連係実績が豊富な北野武史が後ろを固めてくれるのは心強い。坂本周輝も機動力は非凡。8月久留米の決勝は片折亮を連れてブフリ―バベク相手に先行し、片折のS級初Vに貢献している。