地元林巨がV獲りへ闘志
脚力拮抗の混戦も、地の利を買って中部勢から。本命に推す林巨人は5月当所でも水谷好の先行を利して優勝している。その後は一息の戦績ながら、共同通信社杯でも1勝しており、十分戦える状態にある。ここも同期で気心知れた柴崎淳を目標に得て、地元Vへ一直線だ。柴崎も本調子には遠いが、徐々に戻ってきている感触はある。林のリードでタイミング良く飛び出せば好勝負に持ち込める。
相手は鈴木庸之―磯田旭の関東コンビか。鈴木は9月弥彦をはじめF1戦では堅実に優参を重ねており、脚は仕上がっている。まくりに偏った走りだが、一撃の破壊力は随一。8月の当所記念で決勝に乗っている磯田の援護も頼もしく両者でワンツー決着は十分。
佐藤龍二―武田憲祐の神奈川勢が間隙を突く。佐藤が脚を使ってでもレースを動かしていければ面白い。武田も差し脚は切れている。
援軍は手薄でも、ダッシュ生かした積極策で売り出す石塚輪太郎にも警戒。