金子幸が機動力を発揮
親王牌は確定板入りが無かった金子幸央ながら、最終日は今節も一緒の佐藤悦夫を連れて赤板前から果敢に先行。4番手をキープしていた坂本亮のまくりには屈したものの、脇本雄の反撃を不発に終わらせたレース内容は評価できる。機動力上位のここは優勝候補の筆頭とみた。佐藤は親王牌では2着2回。最終日は早駆けした金子が失速するや離されながらも坂本のまくりを追って2着に入った。好目標得たここは久しぶりのV獲りもありうる。
実績最上位の松谷秀幸を中心視する手もある。今年は4月西武園記念を含み優勝3回、共同杯では決勝に乗っている。好位確保から自力を出せれば首位に躍り出る場面も十分だろう。
佐藤友和、竹内智彦の北日本勢も侮れない。佐藤は8月青森、9月福井と連続V、竹内も9月防府、10月久留米を連覇していて差し脚が切れている。
中井俊亮、南修二の近畿勢も怖い。南の手厚い援護で中井が先制なら南の単も。