勢いに乗る千葉コンビ
南関勢がV争いをリードする。中でも注目は田中晴基と岩本俊介の千葉コンビだ。田中は12月別府で4番手をしっかり取り切ってのまくりで記念初V。位置取りに加え、鋭いダッシュも冴えわたった。岩本は11月地元松戸を無傷で制して今年3V目。12月伊東記念は着と波があったが、迫力あるカマシとまくりで好調をアピールした。気心知れた同県連係は強力だ。実績断然の渡邉晴智や佐藤龍二が盛り立てる最強布陣で、他地区にVは譲らない。
中四国勢も強力。清水裕友は、9月防府で無傷のS級初優勝。破壊力ある自力攻撃はF1戦ならV圏内だ。番手を回る渡部哲男は8月小田原記念で、優勝した山岸佳と僅差の準V。10月平塚記念では落車もあったが、12月平は着と状態は上向いている。好連係決めれば逆転も可能だ。
永澤剛は伊東記念で落車。出場なら、内藤宣彦と共に軽視できないが…。伊藤信はその伊東記念で3連対と好調で、一発には要警戒。