主役を務める金子貴
ビッグレースで存在感を示している金子貴志がシリーズリーダーだ。武雄共同杯で着と3連対を果たすと親王牌着、競輪祭着とG1大会で連続して決勝に進出している。今シリーズの上位陣には中部地区の機動型は見当たらないが、中近スジで稲毛健太と連係が叶う可能性があるし、自力も健在なので評価を下げる必要はない。その稲毛も調子は上向き。11月防府記念、同月伊東エボリューション(3日制)で優参すると、競輪祭は着と力強い走りを披露している。競輪祭の一次予選は逃げて吉田拓を不発に陥れただけに、好機に仕掛けて先制なら押し切りもありうる。
タテ攻撃の破壊力なら山崎芳仁も互角以上。競輪祭着、前2日間は前を任せる競走で力を出し切れなかったが、自力戦だった3日目は豪快なまくりでうっぷんを晴らした。主導権争いが激化するようなら怒涛のまくりでVゲットも。
持ち前の機動力に一段と磨きがかかった清水裕友もV争いを賑わす。直近4カ月の競走得点は110点の大台に乗せていて、F1戦では優参級定着を果たした。しっかりしたラインが形成されれば好勝負になる。
鈴木竜士、池田勇人と2枚の機動型を擁する関東勢も侮れない。最近の鈴木はBS先制回数が増えているので動向には注意したい。