格が違う金子貴から
ウィナーズカップ前の開催でS級上位陣は少ない中、格の違う金子貴志がシリーズをリードする。昨年後期は徐々に調子を上げていき、8月地元の豊橋記念を制覇に、10月寬仁親王牌と11月競輪祭でG1連続優出など、グレードレースで安定した成績を残した。今年も初戦の1月立川記念で着と、好調を維持。今節はスジの目標が手薄だが、自力でも随所に連対があるので、仕掛けどころを見極めてV争いを演じる。
北勢を率いる根本哲吏も見逃せない。1月大宮記念で1着や、続く2月宇都宮の初日特選で逃げ切るなど随所に好走がある。後位は高橋陽介、齋藤登志信。高橋は1月奈良を単騎まくりで制するなど自力でもVを狙えるが、根本の番手なら一層チャンスだろう。
2月和歌山をオール連対で制した中野彰人が侮れない。2月名古屋で優出した山田庸平や、動きいい自在な小原太樹も軽視禁物。同地区の機動型手薄な岡光良や室井健一の動向にも注目。