パワーで魅せる河端朋

河端朋之
河端朋之の今年初戦に注目だ。マレーシアで行われたアジア自転車競技選手権の男子ケイリン種目で、アジア王者に輝く快挙を達成。本業の競輪は、昨年12月広島記念以来だが、ナショナルチームのハードなトレーニングで鍛え上げたパワーを存分に発揮してくれるだろう。得意のカマシ、まくりで別線を粉砕する。同県の筒井敦史が食い下がる。
得点最上位は菊地圭尚。1月和歌山記念では着と好走。全日本選抜は二次予選敗退に終わったが、着と3日間確定板入りした。永澤剛はまだ復調途上で、菊地はまくりも兼備の差し脚を武器に上位進出を狙う。
先行力光る中井俊亮と澤田義和の近畿勢も侮れない。中井は2月地元の奈良記念で2連対。準決は2周先行で三谷竜の決勝進出に貢献し、最終日には力強いまくりで白星を手にした。ペース駆けに持ち込めれば、強敵撃破の可能性も。
期待の新人山崎賢人や、地元の萩原孝之も要警戒。