躍動感甦った山田英
昨年はダービー、高松宮記念杯とG1大会で連続優参を果たすも、後半戦は落車がたたり、尻すぼみに終わった山田英明。しかしながら、最近は完全に立ち直り、好調時のような力強い走りを披露している。1月小松島着では太田竜を翻弄すると、同月松山も着と連続優勝を達成。更に全日本選抜は着、勝ちパターンである好位置をキープしてのまくりで白星を積み重ねた。超ド級の自力型が不在のここは、持ち味の自在戦で優勝をゲットする公算が大きい。山田には地元の柳詰正宏が続くか。まだS級での優勝経験はなく、決勝での実績は乏しい柳詰だが、外々回す山田の仕掛けに付け切れれば九州ワンツーも。
1月大宮では9年ぶりの記念Vを達成した菅田壱道だが、全日本選抜の一次予選で落車して2日目から欠場。一場所休み3月名古屋記念で実戦に復帰も、体調には一抹の不安が残る。ただ、当所は記念初Vを飾ったゲンのいいバンク。ある程度まで戻していれば一発怖い。菅田を援護するのは大ベテランの内藤宣彦だ。一時期より差し脚の切れが良くなっているので、菅田次第では連対可能。
柴崎俊光、北野武史の中部勢はどう出るか。最近の柴崎は自力を出していないし、今節の中部勢は自力型が手薄だ。中団以内をキープできるかがカギとなりそう。