スピード群抜くボス
昨年はエボリューション2Vを含み8Vを達成したボス。36走して28勝と自慢のスピードで他を圧倒した。今年は7回目の来日となるだけに日本の競輪の経験は豊富で、力を発揮できずに終わる不安は少ない。信頼性の高い本命だ。グレーツァーは、3月オランダでの世界選スプリントで金メダル、1㎞TTで銀メダルと赫々たる実績を引っ提げての初来日。デビュー戦でもあって、日本の競輪は未知数だが、ボスの引き出し役には止まらないのでは。
日本勢ではスピードが甦った永井清史に期待がかかる。昨年はトップスピードが落ちて苦戦を強いられたが、今年はF1戦ながら3V、2月奈良記念は決勝進出と好成績だ。北京五輪ケイリン銅メダリストの意地を見せたいところ。
注目株は新鋭の松本貴治だ。まだS級Vこそないものの、2月向日町、3月玉野若鷲賞、同月別府で準V。4月川崎記念でも1着と機動力を猛アピールしたばかりだ。波乱を呼ぶか。