近況充実の吉田敏が軸
吉田敏洋がシリーズリーダーだ。3月名古屋記念を着で、6年振り2度目の地元記念制覇を達成。全日本選抜の落車で万全ではない中、気迫のこもったレースで期待に応えた。名古屋では連日後輩の後ろを回ったが、ここは本来の自力で実力を示す。援護役は気心知れた山内卓也。名古屋記念は準決で敗退も、今回は吉田と息の合った連係を決めて意地を見せたい。
四国勢もそろった。阿竹智史は度重なる落車に悩まされながら、名古屋記念では2連対と状態は上向き。積極的な久米康平がいるここはさらに勝機が広がる。徳島コンビを池田憲昭が盛り立てて上位独占を狙う。
菊地圭尚も1月和歌山記念着、名古屋記念を優出とキレを取り戻している。好位確保からタテ脚勝負でV争いに加わろう。
機動力ある横山尚則と小林大介の関東勢が怖い。また、2月佐世保を完全優勝した地元の友定祐己や、岡村潤は目標不在でも突っ込む脚がある。軽視禁物。