古性優に強敵そろう
闘志を前面に押し出した攻撃的な自力勝負が売りの古性優作が本命。2月の全日本選抜では、一昨年10月の寬仁親王牌以来となるG1優参を果たすと、続く同月静岡記念は持ち味を存分に発揮してVをゲット。最終的に3番手確保から平原康の反撃を不発に終わらせると、村上義の追撃も振り切った競走内容は素晴らしかった。その後は一息入った感もあるが、当所は昨年10月に記念を制覇。ゲンのいいバンクで躍動する。稲川翔、澤田義和が古性を援護する。ウィナーズカップは目立つ出来ではなかった稲川だが、1月松阪記念で優勝している実力者。古性の仕掛け次第では逆転も可能だろう。澤田は近況抜群だ。3月は四日市で3連勝すると、伊東、福井は連続準V。近畿勢のぺースなら連対望める。
竹内雄作、近藤龍徳の中部勢も互角の戦い。この両者は好相性で、全日本選抜の最終日、3月名古屋記念の3日目はともに竹内が逃げ切り近藤が続いて2着。竹内が主導権を握っての中部ワンツーは大いにある。
注目株は取鳥雄吾、清水裕友の中国勢。どちらもウィナーズカップでは準決まで駒を進めていて、評価を高めている若手自力型だ。連係は流動的ながら目が離せない存在。
中川誠一郎も忘れてはならない。4月川崎でのブロック7をまくり勝利。一撃の破壊力は相変わらずだ。