スピードが違う外国勢
今節はボス、グレーツァーの2名の外国人選手が参戦する。ボスは今年が7回目の来日で、日本の競輪は経験豊富だ。昨年はエボリューション含み8Vを達成していて、連対率は9割に迫る勢いだった。今年初戦の4月宇都宮1着、決勝は打鐘前から先頭に立つ積極策でさすがに末脚を欠いたが、準決は上がり14秒3の好タイムで逃げ切り。V候補筆頭とみて中心視した。グレーツァーは今年が初来日。リオ五輪で活躍し、世界選ではスプリントで優勝、1㎞TTで銀メダルの注目の世界トップレーサーだ。前記4月宇都宮の決勝はボスの番手を回り、来日初戦でいきなり完全Vを達成した。ここもボスの番手なら逆転は互角以上だ。
日本勢で決勝に乗りそうな自力型は北津留翼、鈴木庸之あたり。北津留は目立つ近況ではないが、外国勢にスピードで立ち向かえるならという期待は抱かせる。4月函館G3で決勝3着の鈴木は組み立てで外国勢との力差をカバーしたい。