外国コンビが実力を示す
強力な外国勢が参戦する。バベクは昨年に続いて2度目の来日。昨年序盤は慣れない競輪に苦戦したが、7月小倉を完全Vなど徐々に本領を発揮していた。昨年の経験を活かせるし、グレーツァーの番手なら一層優位に運べそう。そのグレーツァーは、3月オランダでの世界選スプリントで金メダル、1㎞TTで銀メダルと、輝かしい実績を誇る。来日2場所目でどれだけ競輪に対応しているかだが、世界トップの実力で他を圧倒することも期待できる。
日本勢では打倒外国勢に燃える永井清史に注目。本来のスピードを取り戻し、今年はすでに3Vをマーク。昨年6月のエボリューションではバベクを破っており、ここも再現に期待したい。
新鋭の南潤からも目が離せない。2月別府でS級初Vを決めると、3月玉野若鷲賞を圧巻のカマシで制するなど勢いは増す一方。同県の中野彰人や山本伸一の援護で波乱を起こすか。
根本哲吏や簗田一輝、島川将貴らも意地を見せたい。