ブフリが豪快に決める
スピードの絶対値が違うブフリが断然の主役だ。今シーズンは4月松戸、続く玉野と優勝を逃していたが、5月宇都宮を完全優勝と流れに乗ってきた。その宇都宮の決勝は、先まくりの山中秀を問題にせず、番手のトルーマンさえ引き離す上がり13秒5の異次元のまくりで圧勝。今回も世界レベルの実力を発揮する。一方のバベクはようやく決勝に乗った5月川崎で2着失格。そろそろ結果が欲しい。
波乱を起こすなら近畿勢か。中井太祐は5月青森全プロ記念を2連対と好走。2日目には柴崎淳や取鳥雄を後方からのまくりで撃破した。同県の三谷政史も5月松戸、同月小松島を準Vと乗れており、布居寛幸も加えた布陣で一矢報いたい。
小埜正義は5月名古屋ブロックセブンを制するなど、落車明けも戦える状態にはある。石毛克幸を引き連れ、好位からの一発を狙う。
佐藤幸治、島田竜二の九州勢も侮れない。島田は5月福井準決でグレーツァーと連係しワンツーもあった。