ウェブスターが魅せる
ウェブスターがV争いの中心だ。2度目の来日の今年も、ケタ違いの豪脚で先行勝負に徹して勝ち星を量産。5月京王閣のエボリューションは、山中秀を寄せ付けずに制し、6月静岡でも太田竜や山田久を相手に、打鐘からカマして援軍を失うも、堂々逃げ切って今年2度目の完全Vを達成した。今回も世界レベルのパワーとスピードで魅了する。
日本勢では松谷秀幸に期待したい。地元の平塚ダービーでは準決に駒を進めるなど、成績を高いレベルでまとめている。二次予選敗退に終わった高松宮記念杯も、動き自体は冴えていた。前々に攻める得意の自在戦で強敵撃破を目論む。安定感ある白戸淳太郎や、石毛克幸が後位を固める。
小嶋敬二は5月和歌山を完全V。仕掛けがはまった時の爆発力はまだまだ健在だ。また、タテヨコ駆使した総力戦で外国勢相手に好走している岡本総も、落車の影響なければ怖い存在だ。
争覇級に定着の工藤文彦、池田憲昭の中四国勢にも注。