勢いある渡邉雄が中心
5月名古屋で記念初優勝を果たした渡邉雄太を中心視する。連日、持ち前の機動力を発揮して着で準決を突破すると、決勝は果敢に先行した簗田一の後位から番手まくりを放ち、5度目の記念優出でVをつかんだ。その後の全プロ記念と、高松宮記念杯は未勝利に終わったが、ここは粘り強い走りでV争いをリードしよう。援護役は、F1戦で優出が続く東龍之介だ。
徐々に復調している佐藤博紀の一発も怖い。全プロ記念の初日は、逃げる永井清を8番手からスピード良くまくって快勝した。今回は佐々木雄一を連れて、好機にスパートしVを狙う。
スジの援軍は手薄だが、積極性では渡邉とも好勝負な野原雅也の機動力も侮れない。攻め幅広い山形一気と地元の福島武士の四国コンビや、ともにまくり脚ある坂本健太郎と荒井博の九州両者は、混戦になればチャンスがありそう。また、関東ライン率いる堀内昇は近況、積極的なレースで白星が急増中と注目の存在だ。