グレーツァーが圧倒する
グレーツァーが主役だ。今年が日本の競輪初挑戦も、7月までのG3戦とエボリューションを含む23走で、1着19回、2着2回、着外2回。同時に4度の優勝を飾っている。ここも、レベルの違うパワーとスピードでV有力だ。7月富山で、今シーズン初Vを飾ったバベクも見逃せない存在。仕掛けがツボにはまれば怖い。
日本勢からは、工藤文彦に期待したい。4月別府から優出が急増し、完全にV争いの常連と化した。ウェブスターとは再三好勝負を演じているし、7月岐阜では、竹内雄と南潤の叩き合いを一気にまくり2度目のS級優勝を決めた。磨きのかかったスピードに注目だ。
7月川崎の初日特選で、打鐘先行から小川真らを完封した金子幸央も好調。準決は、まくりを決めて白星で優出し、決勝も巧い立ち回りで3着とオール確定板入りを果たした。また、中西大が7月高松の落車から復調なら、西岡正一との和歌山コンビや、久米康平、箱田優樹も軽視はできない。