スピード光る佐藤幸
オールスター直後の開催でトップクラスは不在。ならば佐藤幸治のスピードがものをいうとみて、佐藤を中心視した。6月四日市1着の決勝は、逃げ切ったブフリに上がり11秒1のまくりで詰め寄ると、続く同月函館では3連勝。決勝は目標の北津留翼が落車するアクシデントはあったが、避けて自力に転じると上がり11秒フラのまくりで前団を飲み込んだ。直近4カ月の連がらみは約9割がまくりによるものなので、全幅の信頼は寄せにくい面はあるものの、快速まくりは魅力的だ。地元の紫原政文は今期S1班に復帰した。7月弥彦記念では2着と2連対を果たしている。意地で佐藤に続き九州ワンツーを決めるか。
7月弥彦記念1着の動きがよかった高久保雄介も好勝負が見込める。今年の優参2回はやや物足りない数字ながら、6月武雄から7月弥彦記念まで初日予選は4連勝している。高間悠平に、連対多い坂上樹大まで加勢ならラインも強固。好位確保してのまくりなら単も望める。
中国勢は大ベテラン三宅伸の体調が気になる。三宅は5月川崎の決勝で落車し、8月川崎G3でようやく復帰したばかりだ。竹内翼は8月松戸記念1着と2勝するなど好調キープ。竹内は積極さでは今節一番なので、三宅の体調に問題がないようなら侮れない勢力だ。