タテヨコ柔軟な木暮安
木暮安由がV争いの中心だ。今年はF1戦を4Vと、非常に高いレベルの成績を残している。12月四日市記念は着と、準決に進出した競輪祭の疲れがある中でも、キレのある動きで優出を果たした。唯一自力戦だった初日特選では、中団確保から直線鋭く抜け出し、竹内雄―坂口晃の中部勢や太田竜から白星を奪った。自力戦となりそうな今場所も、巧みな位置取りから冴えるタテ攻撃でV獲りだ。競輪祭でも鋭脚発揮の牛山貴広が、木暮との同期連係からワンツーを狙う。
地元勢は総力を結集して強敵を迎え撃つ。自在な立ち回りが持ち味の松谷秀幸は、11月取手記念を準Vと調子上向き。追い込み陣は、齊藤竜也、勝瀬卓也、福田知也と、錚々たる面々がそろった。並びは流動的だが、全員がVを狙えるデキだ。
北勢は伏見俊昭が軸。まくり鋭い佐藤博紀は、9月岸和田決勝でも目標にして優勝している。四日市記念を準Vの山本伸一、坂口晃輔ら中近勢もV候補。