波に乗る松浦悠が主役
正月開催に強豪が集うも、主役は松浦悠士だ。自力自在の器用な立ち回りで、18年は年間を通して存在感を発揮。F1戦4Vに加え、記念の決勝にコンスタントに進出した。そして、12月広島記念では、打鐘カマシの三谷竜の番手から鋭く抜け出し、悲願の記念初Vを地元で達成。新年好スタートを切り、さらに戦うステージを上げていく。寬仁親王牌で落車から復帰の渡部哲男が続く。実力者だけに、万全ではなくとも侮れない。
佐藤友和、和田圭の北勢も強力だ。特に、和田は昨年4月西武園で記念初Vを飾り、F1戦は4V。年間通して差し脚が冴えわたっていた。実績ある佐藤と好連係を決めれば逆転も。
長島大介も、なんでもできる巧みな競走で好成績を残している。岡光良は落車負傷から復帰していれば、確かな差し脚でVを狙う。
逃がすと末脚強靭な野口裕史、海老根恵太の千葉コンビも怖い。12月四日市記念を準Vの山本伸一や、好調な川口聖二まで要警戒。