先行力買えば松本貴

松本貴治
今節の上位陣には松本貴治しか先行主体の自力型は見当たらない。松本は強力な自力型がズラリとそろったYGP2018で、愛媛トリオの先頭で風を切ったほどの積極タイプ。今年初戦の1月立川記念3着の動きも力強かった。このメンバーなら思い通りのレースを演じて待望のS級初Vをゲットしよう。ガッツマーカーの室井健一が松本に続く。室井は1月宇都宮の最終日に落車しているので体調には一抹の不安もあるが、問題ないようなら四国ワンツーは有力だ。
高橋陽介、伏見俊昭、渡部幸訓と実力者がそろった北日本勢も好勝負が見込める。先導役を務めるのは、状態上向きで動きがいい高橋か。12月は伊東、佐世保と記念で準決進出、1月は岐阜、静岡と続けて決勝に乗っている。高橋の自在戦が奏功なら北日本から優勝者が出ても不思議ではない。
地元の阿部大樹は1月和歌山記念では1着と2連対。自力駆けではなかったが、きっかけになれば。