山田英が主役を務める
ここもシリーズの主役を務める山田英明は、全日本選抜から一週間後の開催だけにG1大会に向けて整えた体調を維持しての参戦となろう。一昨年はダービー、高松宮記念杯で、昨年は全日本選抜、高松宮記念杯で決勝に乗った実績は断然上位だ。いつも通りの総力戦で人気に応えるとみて中心視した。山田の後ろを主張する九州勢が不在なら、スジの先行目標が見当たらない地元の三宅伸らが続くか。
小松崎大地、大槻寛徳の北日本コンビを重視する手もある。この両者は昨年9月岐阜記念の二次予選で連係していて、逃げた小松崎を大槻が差してワンツーを決めている。小松崎は1月防府では3日間主導権を握り着、初日特選は中川誠、鈴木庸らを封じた。両者で連独占は十分。
山本伸一率いる近畿勢も侮れない勢力だ。最近の山本は1月伊東で優勝、同月松阪記念は4日間バックを取るなど動きがいいし、澤田義和、神田紘輔が援護するのでラインは強固。