竹内雄が別線を封じる
年末に身体の使い方を見直して、調子を取り戻した竹内雄作を中心視する。新年開幕戦の1月立川記念では、4日間持ち味の先行策で1着。さらに、同月松阪記念でも1着と連日、別線を完封した。2月高松記念は、松阪を追加で走った疲れで精彩を欠いたが、主導権さえ握れば、驚異的な粘り強さを発揮する。連係実績十分な坂口晃輔と、ワンツーを決めよう。
中西大と中野彰人の和歌山コンビも要注意だ。中西は12月高知で、悲願のS級初優勝を達成。中野も前記の立川で、10年12月佐世保以来の記念優出。度重なる落車を乗り越えて、調子は上向いている。両者で好連係を決めて中部勢を倒すか。
近藤隆司は、南関スジの援軍が手薄でも、溜めて一発なら見逃せない存在。また、1月前橋を逃げ切りで制した松川高大と、大塚健一郎の九州コンビも怖い。堅実な芦澤辰弘や、自在な永澤剛と齋藤登志信の北勢も、それぞれ持ち味を発揮してV争いに加わってくる。