調子上向きの吉田敏
ここのところ動きがいい吉田敏洋を中心視した。今年最初のG1大会の全日本選抜では2着と決勝に進出。準決は浅井康マークだったが、一予、二予はともにまくりを決めている。続く2月静岡記念着でも力強い走りを披露していて、初日特選で浅井のまくりを差して快勝すると、二予は6番手から鋭く伸びて2着に突っ込んだ。後手を踏むレースは少ないので、短走路でも信頼性は高い。
先行力なら鈴木竜士が一番だ。直近4カ月の連がらみは半数以上が逃げてのもの。FI開催では常に主役級の活躍を演じているだけに、中心視してもおかしくないが、全日本選抜の二予で落車していて体調には一抹の不安が残る。ガッツマーカー芦澤大輔が援護する。
1月和歌山で待望の記念初Vを達成した池田憲昭も有力な優勝候補だ。今節の中四国勢で上位の自力型は門田凌くらいだが、池田はまくりの機動力があるだけに、スジの先行目標が不在でも軽視はできない。