超速誇るグレーツァー
マシュー・グレーツァー、デニス・ドミトリエフの外国人選手2名がV争いをリードする。特にグレーツァーはスプリントの第一人者で、日本の競輪でも自慢のスピードを遺憾なく発揮している。昨年は初来日ながら圧巻の9Vを達成すると、今年も4月伊東G3では4連勝で今期初Vを飾った。更に5月久留米の予選では豪快なまくりで上がりタイムは10秒4を記録しバンクレコードを塗り替えた。ドミトリエフは今年が5回目の来日で経験は豊富だ。今年は大きな数字も目に付くものの、4月青森、5月奈良と2Vを達成している。グレーツァーが主導権を握り、番手を無風で回る展開なら逆転もありうる。
野口裕史、山賀雅仁の千葉コンビが外国勢に徹底抗戦する。まだ粗削りな面もある野口ながら、ハンマー投げで培ったパワーを生かした先行は迫力満点。外国勢をどこまで苦しめるか注目される。
展開が大きくもつれると中本匠栄のまくりが怖い。