ブフリの豪脚を信頼
外国勢は一人参戦だが、ブフリなら信頼が置ける。今年の世界選ケイリン金メダリストのブフリは4場所走った時点でV1回ながら、敗れた3戦も後続の外国勢のVに貢献する積極策を披露。まくりに頼らず先行基本に組み立てているのは高評価だし、状態も来日直後よりも確実に上がっている。成清貴之らの南関勢が付いてラインができればもちろん、単騎でもスピードの違いで日本勢を圧倒しよう。
日本勢で実績上位は松岡健介だ。5月平塚では前団のモツレをまくってV。最近は番手戦が増えているが、自力も健在なのを示したのは大きい。窓場千加頼、畑段嵐士の京都勢との連係は流動的ながら、レースの組み立てでブフリとの脚の差はカバーして逆転を目指す。
5月久留米でグレーツァー―トルーマンを相手に逃げ切りVの大金星を挙げた竹内翼から目が離せない。主導権を握ってブフリも苦しめれば本物だ。
記念開催で好走続く野田源一もまくりで台頭は十分。