総合力で優る吉田敏
全日本選抜は決勝進出、ダービーでは着と3連対するなど、G1戦線で存在感を示している吉田敏洋が本命。最近は落車が続いていて、高松宮記念杯は体調に一抹の不安があったが、一次予選は深谷知の逃げを余裕で差し切った。自力勝負でも十分に優勝が狙えるが、竹内雄作を目標なら更に優位に立つ。その竹内も高松宮記念杯の一次予選は会心の逃げ切り勝ち。ジャン前から逃げて1周のタイムは22秒4と優秀だった。マイペースで駆けられれば強靭な粘りを発揮する。
南関勢も互角の戦い。スーパールーキー・松井宏佑はS級でも順調に来ていて、3月福井、4月小松島で完全V、4月川崎記念、5月平塚記念で決勝に乗っている。好発進決めれば単十分。川崎健次は3月小田原の決勝で松井の逃げを差して優勝している。簗田一輝も十八番のまくりは破壊力抜群だ。
展開がもつれるようだと井上昌己に出番が巡る。