地元の井上昌に期待
好メンバーがそろったが井上昌己が主役の座は譲らない。地元F1戦を走るのは3年ぶり。過去には3度記念を優勝するなど実績も抜群だ。佐藤幸治が勝ち上がってくれば目標もできるし、不在でも切れ味鋭いまくりは健在。地元Vへ全力投球だ。
近藤隆司、中村浩士の千葉コンビ、長島大介、神山雄一郎の栃木コンビも侮れない。中村はシリーズ屈指の追い込み型。4月西武園の決勝以来、勝ち星から遠ざかってはいるが、成績は高いレベルで安定している。近藤が乗れているだけにチャンスはありそうだ。栃木コンビはともに好調。長島は年頭に乗り方を変えた成果が着実に成績に出ているし、神山は高松宮記念杯で鋭い伸びを見せていた。神山は7月から失格の足かせもなくなるだけに、のびのびと走れるだろう。
点数最上位の岩津裕介や内藤宣彦はスジの目標が手薄な不利をどう克服するか。上位に徹底先行型が不在なら小嶋敬二の大駆けも面白そうだ。